法人クレジットカード導入のメリットについて

数年前務めていた会社で法人クレジットカードの導入を検討することになり、担当者として調整をしたことがあります。
法人用のクレジットカードというのは結構審査が厳しく原則三年以上の経営歴があることと、黒字経営であることがまず前提条件が当時の発行条件でした。
ただカード会社などとの取引があり、規模が大きければこうした条件は結構緩和されていたようでした。
個人カードとことなり法人カードの場合は利用に様々な違いがあります。
利用した金額がすべて会社の経費負担ということではなく、特定のものだけが会社負担とすることも当然できましたので、月次でそのセレクションを各従業員が実施するという形になっていました。
やはり会社にとって都合がいいのは事務的な手間の省力化です。
たとえば出張の仮払いであるとか申込み関係もカードを利用すれば簡単にできますし清算の手間もかからないとことが大きなメリットとなり、ある意味での経費管理のアウトソーシングというのが大きな目標になっていました。
これにより出張サービスについては社内の女性デスクが作業をすることがまったくなくなり、個別にカード会社を利用してブッキングをするようになったことで効率があがった記憶があります。
また営業の人間が社用車を利用する会社でしたのでETCカードの管理にも役立っていました。
殆どのクルマにはETCが装着され、運転する人間がカードを利用して清算するという方法でしたので、だれが使ったのかも一目瞭然となり、とても便利な機能として活用することができまていました。
このために導入した企業も多かったのではないでしょうか。
法人クレジットカード導入後、明らかに経費管理という業務に女性従業員や経理部門の従業員が時間的に忙殺されなくなったため、非常に導入が効果的な労働力の削減と労働生産性の向上につながったと思います。
これは恐らく従業員が多く規模の大きい事業会社であればあるほどこうした効果があるのだと思いますが、逆に製造業で殆どの従業員は製造に従事し、経費をイレギュラーに使っていく業態ではないということになるとあまり意味がないのかもしれません。
したがって業態としてどれだけの労働効率の向上になるのかを事前に精査しておく必要があると思いました。
また私の勤務していた会社ではこの法人クレジットカードのポイントを一括で会社が管理し、福利厚生に使うようにしていました。
これはちょっとしたおまけのフリンジベネフィットであり、年間では結構利用し甲斐があったと記憶しています。
恐らく、今後ますますホワイトカラーの多い事業会社系の企業を中心として、経費事務削減のためこうした法人カードの導入が進んでいくことになるのではないかと予測します。
一方で、小さな会社は益々こうしたカードの導入による生産性の向上といった便宜性が利用できなくなってきますので、労働生産性にも開きがでてくることになるのではないかと危惧する部分もあります。
いずれにしても、こうした仕組みを導入することにより、明らかに経費清算のためのコストが削減されるようになっているのは間違いなく、アウトソーシングとしての視点での法人カード導入に注目し実現する企業が増えてくることになることとなるのは間違いないでしょう。

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